結婚指輪のクリーニング法とは

指を美しく飾ることのできる指輪は、アクセサリーの中でも特に人気があります。また、婚約中の女性の多くは婚約指輪、結婚後の夫婦は結婚指輪を常に身につけています。このように指輪は、非常に身近なアクセサリーとも言えるのです。

しかしだからこそ、指輪には汚れが付着しやすいと言えます。身につける機会が多い分、肌の垢や皮脂が多く付着するのです。さらに、調理やガーデニングなどの手作業の際に、食品の油や泥が付着することもあります。

これらを放置しておくと、せっかくの指輪の魅力がダウンします。特にダイヤモンドには親油性があるため、皮脂を始めとする油分がなじむことで、くすんでしまいます。
このくすみにより、色合いが悪くなったり輝きが失われたりします。また結婚指輪の土台としてよく使われているプラチナも、美しい乳白色をしている分、付着した垢などがよく目立つのです。

しかしこういった指輪の汚れは、台所で皿洗いなどに使用する中性洗剤で、簡単に除去できます。

具体的には、濡らしたコットンや布巾などに中性洗剤をわずかに含ませてから、指輪を直接磨くのです。

中性洗剤には、油分やたんぱく質を吸着する性質があります。そのため付着した皮脂も垢も食品の油も、スムーズに除去されるのです。

宝石を留めている立て爪や、アームに彫り込まれている模様などに細かな汚れが入っている場合は、水で薄めた中性洗剤をつけた歯ブラシで軽くこすれば、きれいにクリーニングできます。

しかし強くこすりすぎると、宝石が外れたり、傷がついたりといったトラブルが発生することもあります。

そのため小粒のメレダイヤが多くはめ込まれた指輪や、彫刻の多い指輪などの場合は、薄めた中性洗剤そのものに漬け込むという方法でクリーニングをします。

数時間ほど放置してから取り出し、流水で洗浄してから乾いた布巾などで拭くと、皮脂も垢もすっかり除去されているのです。また中性洗剤を、人肌程度に温めたお湯で薄めた場合には、より高い効果が期待できます。

ただしシルバーの指輪の黒ずみは、上記の方法では除去できません。この黒ずみは、油分やたんぱく質の付着ではなく、空気中の硫化水素によってシルバーの表面が硫化することで生じます。そのため中性洗剤では分解されませんし、もちろんこすっても除去できないのです。

しかしこの硫化による黒ずみは、他の金属に硫化水素を移すことで除去できます。具体的には、シルバーよりもさらに硫化しやすいアルミに移すのです。

方法としては、まずは小さな鍋にアルミホイルを敷いてから水を入れます。そこにシルバーの指輪を沈めて、鍋に火をかけます。水が程良く温まってお湯になったら、掃除用の重曹の粉末を大さじ1杯ほど入れます。すると指輪からは、硫化水素が除去されやすくなります。しかもより硫化しやすいアルミが接触しているわけですから、硫化水素はそちらに引き寄せられます。これによりシルバーの指輪は、新品同様のキラキラとした輝きを取り戻すのです。

このように指輪は、家庭でのクリーニングで簡単にきれいな状態にできるのです。婚約指輪や結婚指輪など思い入れの強い指輪は特に、長持ちさせるためにも、家庭でこまめにクリーニングをすることが大事です。

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